コラム

サウナで「ととのう」というのは、サウナの利用後に訪れる特有のリラックス感や心身の調和が取れた状態を指します。
この感覚は、心地よい精神的な解放感や幸福感を伴うもので、多くのサウナ愛好者にとってはサウナ体験の醍醐味とされています。

「ととのう」までのプロセス

「ととのう」状態を得るためには、一般的に以下のようなステップが推奨されます：

サウナに入る

温かいサウナ室で10分ほど過ごします。体がしっかりと温まり、汗をかくのが目標です。

水風呂に入る

サウナで温まった体を冷たい水風呂に浸けて急激に冷却します。初めての場合は10〜20秒程度から始めると良いでしょう。

休憩（外気浴）をとる

水風呂から上がった後、椅子やベンチに座り、自然な呼吸をしながらリラックスします。外気に触れることで血流が整い、心拍数が落ち着いていきます。

このサイクルを2〜3回繰り返すと、「ととのう」状態に到達しやすいと言われています。

「ととのう」の感覚

心が静まり返るようなリラックス感

不安やストレスが和らぎ、頭がスッキリする。

体が軽くなるような感覚

血行が促進され、体全体が温かく軽く感じられる。

幸福感や陶酔感

エンドルフィンやセロトニンなどのホルモンが分泌され、心地よい気分になる。

科学的な背景

「ととのう」状態は、自律神経の切り替え（交感神経から副交感神経への移行）がスムーズに起こることが関係しています。
サウナの熱と水風呂の冷たさが血管を収縮・拡張させ、血流を促進することで心身のバランスが整います。

サウナでの「ととのう」体験は、一度味わうとクセになる人も多いほどです。
初心者の場合でも無理せず、上記のステップをぜひ試して「ととのう」を体験してみてください。