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サウナ室内ベンチの高さや奥行の違い

サウナ室内のベンチの高さや奥行の違いは、快適性や利用者の体感に大きな影響を与えます。また、サウナの効果や安全性、使いやすさにも影響する場合があります。以下に具体的なポイントを挙げます:

1. 快適性への影響

高さの影響

熱の分布: サウナ内の熱は上部にたまりやすいため、ベンチの高さが異なると体感温度が変わります。高い位置のベンチはより高温、低い位置のベンチは低温になりやすいです。

高温を好む人 : 高いベンチを選びます。

穏やかな温度を好む人 : 低いベンチが快適です。

座りやすさ : 高すぎると足が床に届かず不安定に感じることがあり、低すぎると立ち上がるのが難しくなる場合があります。
一般的なベンチの座面の高さは40cm程度です。

奥行の影響

姿勢の自由度: ベンチの奥行が十分であれば、あぐらをかいたり、足を伸ばしたり、リラックスした姿勢が取れます。狭すぎると窮屈さを感じることがあります。

横になれるかどうか : 長い奥行きは、横になってリラックスするスペースを提供します。

サウナ室内で寝そべろうとすると、座面の幅は2m、奥行きは80cm程度必要となります。

2. サウナの効果への影響

発汗効果 : 高いベンチに座ることで体全体が高温にさらされ、発汗が促進される可能性があります。反対に低いベンチでは、温度が低いため穏やかな発汗となります。

血行促進 : 熱い場所に座ると血行がより促進されやすいですが、温度が高すぎると一部の人にとってはストレスとなることもあります。

3. 安全性

転落リスク : 高いベンチでは足を滑らせたり転落するリスクがわずかに増します。特に子どもや高齢者には注意が必要です。

立ち上がりやすさ : 高さが適切でないと、立ち上がる際に転倒する可能性があります。特に汗をかいて滑りやすい状態では安全設計が重要です。

まとめ

サウナベンチの高さと奥行は、快適性、熱の体感、安全性に大きく影響します。設計時には利用者の年齢、身体的特徴(身長や体格)、目的(リラックス重視か高温重視か)を考慮し、段階的な高さや適切な奥行を設けることが推奨されます。

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