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コラム

サウナ施設の収支計画とは?利益を生み続けるサウナづくりと木材選び


この記事の要点

サウナ施設の収支は、初期投資・ランニングコスト・稼働率・客単価・耐久性の高い建材選定によって大きく左右されます。

特にサウナ室は高温多湿という特殊環境であるため、木材の品質や耐久性が将来的な修繕費や営業停止リスクに直結します。

この記事では、

  • サウナ施設の収支計画の考え方
  • 初期投資とランニングコストの内訳
  • 投資回収年数の考え方
  • 木材選びが利益率に与える影響
  • 設計段階で知っておきたいポイント

を、実務的な視点からわかりやすく解説します。

サウナ施設の収支を左右する5つの要素
利益を左右する主要因を一覧化

導入文(結論)

サウナ施設を成功させるためには、「人気のあるサウナをつくること」と同じくらい、「利益を継続して生み出せる施設を設計すること」が重要です。

近年は温浴施設だけでなく、ホテル、旅館、スポーツクラブ、貸切サウナ、プライベートサウナなど、多様な業態でサウナ導入が進んでいます。しかし、集客力だけを重視して設備投資を行うと、予想以上の維持管理費や修繕費が発生し、計画していた利益を確保できないケースも少なくありません。

収支計画では、建築費や設備費だけでなく、木材や断熱材などの建材選定まで含めて長期的な視点で検討することが重要です。

特にサウナ室の壁・天井・ベンチ・スノコなどに使用するサウナ用木材は、耐久性や寸法安定性、メンテナンス性が施設のライフサイクルコストに大きく影響します。

本記事では、設計者・施工会社・サウナ事業者向けに、サウナ施設の収支計画を成功へ導くポイントを詳しく解説します。


目次

1. サウナ施設の収支計画とは

2. サウナ経営で利益を左右する5つの要素

3. サウナ施設に必要な設備と初期投資

4. 建築費・設備費の考え方

5. 木材選びが収益性に与える影響

6. まとめ


サウナ施設の収支計画とは

サウナ施設の収支計画とは、開業時に必要な初期投資と、営業開始後の売上・経費を予測し、事業として利益を確保できるかを検証するための計画です。

一般的には以下のような項目を整理します。

  • 建築工事費
  • サウナ設備費
  • 電気設備
  • 給排水設備
  • 空調設備
  • 木材・内装材
  • 家賃
  • 人件費
  • 光熱費
  • 広告宣伝費
  • メンテナンス費
  • 修繕費

これらを総合的に検討することで、投資回収期間や適正な利用料金を設定できます。

添付資料でも、温浴施設・プライベートサウナ・既存施設への増設といったケースごとに、初期投資額や収支モデルが例示されており、事業形態に応じた計画が重要であることが示されています。


サウナ経営で利益を左右する5つのポイント

サウナ施設の収益性は、次の5つの要素によって大きく左右されます。

① 稼働率

収支計画で最も重要なのは稼働率です。

どれだけ魅力的な施設でも、利用者が少なければ売上は伸びません。

逆に、稼働率が高い施設では多少設備投資が大きくても、比較的短期間で投資回収が可能になります。

設計段階から、

  • 動線
  • 外気浴スペース
  • ベンチレイアウト
  • 回転率

まで考慮することが重要です。


② 客単価

近年では、

  • 入浴料金
  • 貸切料金
  • 宿泊利用
  • サウナグッズ販売
  • 飲食

など複数の収益源を組み合わせる施設が増えています。

特にプライベートサウナでは、滞在時間や付加価値の高いサービス設計によって客単価を向上させることが可能です。


③ ランニングコスト

開業時には建築費に注目しがちですが、実際の経営では毎月発生するランニングコストが利益を左右します。

代表的なものは、

  • 電気代
  • 水道代
  • 人件費
  • 清掃費
  • 消耗品費
  • 修繕費

です。

添付資料でも、電気・水道・清掃・維持管理などの継続的な経費を十分に見込むことが、安定した経営につながるとされています。


④ メンテナンス費

サウナ室は常時80〜100℃前後の高温環境と湿度変化を繰り返します。

そのため、

  • 木材の割れ
  • 反り
  • ヤニ
  • 黒ずみ
  • カビ

などが発生しやすく、使用する材料によって維持管理費が大きく異なります。

初期費用だけで判断するのではなく、長期的な修繕費まで含めて検討することが重要です。


⑤ 木材の耐久性

意外と見落とされがちなのが木材選びです。

例えば、

  • 天井
  • ベンチ
  • スノコ

に使用する木材は、利用者が直接触れるだけでなく、高温・高湿度に長期間さらされます。

耐久性や寸法安定性が低い材料では、

  • ベンチの反り
  • 羽目板の隙間
  • 木口割れ
  • 美観の低下

などが発生し、補修や交換の頻度が増える可能性があります。

一方、熱処理によって寸法安定性や耐朽性を高めたサーモウッド系木材は、長期的な維持管理費の低減につながる選択肢の一つです。


サウナ施設に必要な設備と初期投資

サウナ施設の初期投資は、建物本体だけではありません。

一般的には以下の設備が必要になります。

設備主な内容
サウナ室壁・天井・ベンチ・断熱・防湿
サウナヒーター電気・ガス・薪
ロウリュ設備オートロウリュ・セルフロウリュ
水風呂給排水・循環・チラー
空調設備換気・除湿・冷暖房
電気設備動力・照明・制御
給排水設備配管・排水・防水
内装仕上げ木材・タイル・左官

添付資料でも、サウナヒーター、水風呂設備、給排水設備、空調設備などが基本設備として整理されており、計画段階で設備構成を明確にすることが重要とされています。

サウナ施設の設備構成図
主要設備の構成イメージ

建築費・設備費の考え方

サウナ施設の建築費は、

  • 施設規模
  • サウナ室数
  • 水風呂数
  • 外気浴スペース
  • 建築条件

によって大きく変動します。

添付資料では、温浴施設やプライベートサウナなど複数のモデルケースについて、建築費・設備費・管理費・収支のシミュレーション例が掲載されており、施設規模や運営形態によって投資額と収益構造が異なることが示されています。

設計者が重要視すべき点は、「建築費を抑えること」ではなく、「投資回収が可能な計画になっているか」という視点です。

そのためには、建築費・設備費・維持管理費を含めた総合的なライフサイクルコストで比較検討することが重要です。


比較表① 初期費用だけで判断しないことが重要

比較項目初期費用重視長期収益重視
建築費
設備品質
木材耐久性
修繕費×
営業停止リスク高い低い
長期利益

ランニングコストを制する施設が、長期的に利益を生み出す

サウナ施設の経営では、開業時の初期投資だけでなく、毎月継続して発生するランニングコストの管理が利益を大きく左右します。

開業当初は順調に集客できていても、想定以上に光熱費や修繕費がかさみ、数年後には利益率が大きく低下するケースも少なくありません。

そのため、収支計画では「毎月どれだけ利益が残るか」を重視し、設備や建材を選定することが重要です。

添付資料でも、サウナ施設の運営費として、人件費、光熱費、水道費、清掃費、広告宣伝費、修繕費などをあらかじめ見込んだ収支計画が紹介されています。


ランニングコストの主な内訳

サウナ施設で継続的に発生する費用には、次のような項目があります。

項目内容
人件費受付・清掃・管理スタッフ
電気料金サウナヒーター・照明・空調・チラー
水道料金水風呂・シャワー・清掃
ガス料金ガスヒーター・給湯設備
清掃費日常清掃・定期清掃
消耗品タオル・アメニティ・洗剤
修繕費木材交換・設備修理
広告宣伝費WEB広告・SNS・予約サイト

これらは毎月発生するため、年間では大きな金額になります。

例えば、月間30万円の維持管理費であっても、10年間では3,600万円になります。

つまり、「毎月数万円の削減」が、長期では数百万円単位の利益改善につながります。


売上を構成する5つの収益源

サウナ施設の売上は、入館料だけではありません。

近年は、複数の収益源を組み合わせることで経営を安定させる施設が増えています。

① 入館料・利用料

もっとも基本となる売上です。

施設の立地や設備、ブランド力によって料金設定は異なりますが、

  • 温浴施設
  • プライベートサウナ
  • ホテルサウナ

では適正価格が大きく異なります。


② 貸切利用

近年特に増えているのが貸切サウナです。

1組単位で利用するため、

  • 客単価が高い
  • 清掃時間を調整しやすい
  • 高級路線へ展開しやすい

という特徴があります。


③ 宿泊利用

ホテルや旅館では、

「サウナがあるから宿泊先を選ぶ」

という利用者も増えています。

サウナそのものの利用料金だけでなく、

宿泊単価の向上や客室稼働率アップにもつながります。


④ 飲食

サウナ後の

  • オロポ
  • クラフトビール
  • 軽食

などは利益率が高く、

売上全体の底上げにつながります。


⑤ グッズ販売

近年では、

  • サウナハット
  • タオル
  • アロマ
  • オリジナルグッズ

なども重要な収益源となっています。

添付資料でも、入館料だけでなく飲料や物販収入を組み合わせた収支モデルが紹介されており、複数の売上源を持つことの重要性が示されています。


温浴施設・プライベートサウナ・ホテルサウナの収支比較

サウナ施設は業態によって収益構造が大きく異なります。

項目温浴施設プライベートサウナホテルサウナ
初期投資大きい中程度比較的小さい
客単価
回転率
集客宿泊依存
維持費高い中程度比較的低い
投資回収中期比較的早い宿泊稼働率による

添付資料でも、それぞれの業態ごとに異なる建設費や年間収支モデルが例示されており、施設規模や運営形態に応じた計画の必要性が示されています。


投資回収年数をどう考えるか

サウナ施設は初期投資が大きいため、「何年で回収できるか」が重要な判断基準になります。

一般的には、

  • 初期投資
  • 年間利益
  • 修繕費
  • 将来の設備更新費

を考慮して投資回収年数を算出します。

例えば、

初期投資:8,000万円

年間営業利益:1,000万円

であれば、

単純計算では約8年で回収できます。

しかし、途中で

  • 木材交換
  • ベンチ交換
  • 水風呂設備更新
  • ヒーター交換

などが発生すると、

回収期間はさらに長くなる可能性があります。

だからこそ、耐久性の高い材料を選ぶことが重要です。


木材選びが利益率を左右する理由

「木材は見た目だけで選べばよい」

そう考えられることもありますが、実際にはサウナ経営において木材は利益率を左右する重要な要素です。

サウナ室では、

  • 約80〜100℃の高温
  • ロウリュによる急激な湿度変化
  • 利用者の汗や水分
  • 毎日の清掃

という過酷な環境が繰り返されます。

このため、一般的な無垢材では、

  • 反り
  • 収縮
  • 割れ
  • ヤニのにじみ
  • 黒ずみ

が発生しやすく、補修や交換の頻度が高まることがあります。

一方、**サーモウッド処理を施した国産ヒノキ「サーモひのき」**は、高温・水蒸気による熱処理によって寸法安定性や耐朽性が向上しており、長期的な維持管理費の抑制が期待できます。

これは単に材料費を比較するのではなく、**ライフサイクルコスト(LCC)**の観点で評価すべきポイントです。


比較表② 木材選びによる長期収益への影響

比較項目一般的な無垢材サーモひのき
初期費用
寸法安定性
ヤニの発生
黒ずみ
耐朽性
メンテナンス性
長期修繕費高い傾向抑えやすい
ライフサイクルコスト

設計段階で利益率を高める実務ポイント

収支を改善するためには、開業後の工夫だけでなく、設計段階から利益を意識することが重要です。

特に次のポイントは、長期的な経営に大きく影響します。

  • メンテナンスしやすい納まりにする
  • ベンチやスノコを交換しやすい構造にする
  • 通気層を確保し木材の乾燥性を高める
  • 防湿・断熱を適切に設計して熱効率を向上させる
  • 高耐久・高寸法安定性の木材を採用し、将来の修繕費を抑える

これらは建設時には目立たない部分ですが、営業開始後の維持費や休業リスクに直結します。

サウナ施設の収支計画は、「建てるまで」ではなく、「10年、20年と利益を生み続けること」を見据えて設計することが成功への鍵です。


サウナ用木材が収支計画に与える影響とは

サウナ施設の収支計画を考える際、多くの方は建築費や設備費、集客方法に注目します。

しかし、実際に長期間運営されている施設では、「どの木材を採用したか」がランニングコストや利益率を左右するケースが少なくありません。

サウナ室は一般住宅とは全く異なる環境です。

  • 室温80~100℃
  • ロウリュによる急激な湿度変化
  • 利用者の汗や皮脂
  • 毎日の清掃
  • 長時間の加熱

このような環境では、木材の性能が施設全体の耐久性に直結します。

そのため、設計者や施工会社は**初期価格だけでなく、ライフサイクルコスト(LCC)**を踏まえて木材を選定することが重要です。


サーモひのきとは?

サウナ 天井 設計 ベンチ 多段レイアウト 実例

サーモひのきとは、**国産ヒノキを高温・水蒸気で熱処理(サーモウッド処理)**したサウナ専用木材です。

薬剤を使用せず、木材内部の性質を変化させることで、サウナ室に求められる性能を高めています。

主な特長は次のとおりです。

  • 国産ヒノキならではの美しい木目
  • 薬剤を使用しない熱処理
  • 寸法安定性の向上
  • 耐朽性の向上
  • ヤニの発生を抑制
  • 黒ずみを抑制
  • 香りが良い
  • 高級感のある褐色

サウナ室の

  • 天井
  • ベンチ
  • スノコ
  • かまち
  • 枠材

など幅広い用途に採用されています。


一般木材とサーモひのきの違い

サウナ室では、見た目だけでなく「高温・高湿環境に耐えられるか」が重要です。

比較表③ サウナ用木材の比較

比較項目国産無垢ヒノキスギアスペンレッドシダーサーモひのき
香り
寸法安定性
耐朽性
ヤニ
黒ずみ
ベンチ適性
壁・天井
ライフサイクルコスト

サーモひのきは初期コストだけを見ると一般材より高くなる場合がありますが、長期的には修繕費や交換費を抑えやすく、結果として総コストの低減が期待できます。


ライフサイクルコストで考える木材選び

サウナ施設は5年、10年で終わる事業ではありません。

長く営業を続ける施設では、

  • ベンチ交換
  • 羽目板交換
  • スノコ交換
  • 営業停止による売上減少

など、木材の劣化が収益に直接影響します。

例えば、

初期費用が100万円安くても、

10年間で

  • 補修費
  • 再施工費
  • 営業停止

により300万円の損失が発生すれば、

結果的には高耐久材を採用した方が利益は大きくなります。

このような考え方が**ライフサイクルコスト(LCC)**です。

サーモひのきと一般木材のライフサイクルコスト比較
長期運営を見据えた木材選定の考え方

設計者が重視すべきポイント

サウナ室は木材だけでなく、納まりも重要です。

優れた木材を採用しても、施工方法を誤ると耐久性は大きく低下します。

設計時には以下の点を確認しましょう。

① 通気層を設ける

壁内に湿気を滞留させないよう、適切な通気層を設けます。

湿気がこもると、

  • カビ
  • 腐朽
  • 木材劣化

の原因になります。


② 防湿シートを施工する

断熱材への湿気侵入を防ぐため、防湿シートは必須です。

施工不良は断熱性能の低下だけでなく、建物全体の耐久性にも影響します。


③ 木口を保護する

木口は吸水しやすいため、適切な納まりや処理が重要です。


④ ステンレス製ビスを使用する

鉄ビスでは錆が発生し、

木材の汚れや耐久性低下につながります。

サウナ室ではステンレス製ビスを推奨します。


⑤ ベンチを交換しやすい構造にする

利用者が最も触れるベンチは、他の部位よりも早く摩耗します。

交換可能な構造にしておくことで、

メンテナンス費用を抑えられます。


サウナ施工でよくある失敗例

実際の施工現場では、次のような失敗が見られます。

NG例起こりやすい問題
通気層がないカビ・腐朽
防湿施工不足壁内結露
鉄ビス使用錆・変色
木口無処理割れ・腐朽
ベンチ固定式交換費用増加
一般木材を使用反り・ヤニ・黒ずみ

これらは施工時に少し配慮するだけで防げるケースが多く、設計段階での検討が重要です。

サウナ設計でよくある失敗例をまとめた図解
設計段階で対策することで、多くの施工トラブルは防ぐことができます。

推奨するサウナ室構造

サウナ室の耐久性を高めるには、木材だけでなく構造全体の設計が重要です。

推奨構成は次のとおりです。

  1. サーモひのき羽目板
  2. 通気層
  3. 胴縁
  4. 防湿シート
  5. 高性能断熱材
  6. 構造材

この構成により、

  • 熱効率の向上
  • 壁内結露の抑制
  • 木材の乾燥性向上
  • 長寿命化

が期待できます。

サウナ室の推奨断面構造
長寿命化を考慮したサウナ室断面

E-E-A-T|木材専門会社としての知見

木材は「見た目」だけでは評価できません。

サウナ施設では、高温・高湿という特殊環境に適した材料を選ぶことが、長期的な安全性や収益性に直結します。

山一製材株式会社は1952年創業の木材専門会社として、長年にわたり木材の特性を活かした提案を行ってきました。また、クリーンウッド法登録木材関連事業者として、適法性が確認された木材を取り扱っています。

サーモひのきは、サウナプロデュース会社との共同監修のもと、高級ホテルや温浴施設、宿泊施設、スポーツクラブ、さらには自衛隊・米軍基地内のサウナなど、多様な施設への納入実績があります。施工事例には、星野リゾート 界 箱根インターコンチネンタル大阪をはじめとする多数の施設が含まれ、現場で培われた知見を設計・施工提案に活かしています。


サウナ施設の収支シミュレーション(概算モデル)

サウナ施設の収益性は、「初期投資」「稼働率」「客単価」「ランニングコスト」の4つで概ね決まります。初期投資を抑えることよりも、稼働率を維持し、修繕費を抑える設計・材料選定を行うことが、長期的な利益につながります。

※下記は一般的なモデルケースです。実際の事業計画は立地条件・施設規模・営業時間・設備仕様などによって異なります。添付資料に示されている設備構成や収支の考え方を基に、概算イメージとして整理しています。

サウナ収支シミュレーション

項目金額(月額)備考
利用者数900人30人/日×30日
平均客単価3,000円入館料・物販等含む
月間売上2,700,000円
人件費▲700,000円
電気・ガス・水道▲450,000円
家賃・固定費▲350,000円
清掃・消耗品▲180,000円
広告宣伝費▲120,000円
修繕積立▲100,000円木材・設備更新を想定
営業利益800,000円約29.6%

ポイント

  • 客単価が500円上がると、月間売上は約45万円増加
  • 稼働率が10%向上すると利益率も大きく改善
  • 修繕費を抑えられる材料選定は、中長期の利益向上に直結する
  • 木材の耐久性は、営業停止リスクや交換費用にも影響する

投資回収年数早見表(施設規模・稼働率別)

投資回収年数は「初期投資額」よりも、「年間営業利益」をいかに安定して確保できるかで決まります。高い稼働率を維持し、維持管理費を抑える設計が重要です。

投資回収年数早見表(概算)

施設規模初期投資稼働率50%稼働率70%稼働率90%
個室サウナ(1室)約1,500万円約9年約7年約5年
個室サウナ(2~3室)約3,000万円約10年約8年約6年
小規模温浴施設約8,000万円約13年約10年約8年
中規模温浴施設約1.5億円約15年約12年約10年
ホテル・旅館併設規模による宿泊稼働率に依存約10~12年約8~10年

※実際の回収期間は、営業時間・料金設定・客単価・運営体制・設備更新計画などにより変動します。

サウナ施設の投資回収年数早見表
サウナ施設の投資回収年数早見表

設計段階で利益率を高める3つのポイント

項目初期費用重視長期運営重視
木材安価な一般材高耐久・高寸法安定性木材
ベンチ固定式交換可能構造
壁構造通気層なし通気層・防湿施工あり
ビス鉄製ステンレス製
修繕計画不定期定期点検・予防保全

設計段階での小さな工夫が、10年後・20年後の維持管理コストに大きな差を生みます。


サウナ施設の収支計画で重要なポイント

サウナ施設の収支を左右する主な要因

  • 初期投資はライフサイクルコストで評価する
  • 稼働率と客単価を高める施設計画を行う
  • ランニングコストを抑える設備を選定する
  • 木材は耐久性・寸法安定性・メンテナンス性で比較する
  • ベンチやスノコは交換しやすい構造にする
  • 通気層・防湿施工など耐久性を高める納まりを採用する
  • 長期的には修繕費の少ない木材が総コストを抑えやすい
  • 設計・施工・維持管理を一体で考えることが、利益を生み続けるサウナ施設につながる

よくある質問(FAQ)

Q1. サウナ施設の投資回収期間はどのくらいですか?

施設規模や運営形態によって異なりますが、一般的には7〜15年程度を一つの目安として収支計画を立てるケースが多く見られます。

ただし、実際の投資回収期間は、

  • 稼働率
  • 客単価
  • ランニングコスト
  • 修繕費
  • 設備更新費

によって大きく変動します。

長期的な利益を考える場合は、初期費用だけでなくライフサイクルコストを含めて検討することが重要です。


Q2. サウナ室に適した木材とは何ですか?

サウナ室では、高温・高湿度環境でも性能を維持できる木材が適しています。

選定時には以下の性能を確認しましょう。

  • 寸法安定性
  • 耐朽性
  • ヤニの少なさ
  • 黒ずみの発生しにくさ
  • メンテナンス性
  • 肌触り
  • 香り

これらを総合的に考えると、熱処理を施した国産ヒノキ「サーモひのき」は有力な選択肢の一つです。


Q3. 一般的なヒノキでもサウナ室は施工できますか?

施工自体は可能です。

ただし、

  • ヤニ
  • 収縮
  • 反り
  • 黒ずみ

などが発生しやすくなる場合があります。

施設の運営期間が長いほど、耐久性や寸法安定性の高い木材を採用するメリットは大きくなります。


Q4. サーモひのきはどの部位に使用できますか?

以下の部位で多く採用されています。

  • 天井
  • ベンチ
  • スノコ
  • かまち
  • 枠材
  • 見切材
  • 下地材

用途ごとに適した寸法・加工方法をご提案できます。


Q5. 設計段階から相談できますか?

もちろん可能です。

設計事務所・ゼネコン・工務店・サウナ施工会社向けに、

  • 材料選定
  • 規格寸法
  • サンプル提供
  • お見積り

などを行っています。


まとめ

サウナ施設の収支計画では、初期投資額だけを見るのではなく、「長期間利益を生み続けられる施設か」という視点が重要です。

特にサウナ室は、高温・高湿度という特殊環境にさらされるため、木材の品質や施工方法が維持管理費や営業効率に大きく影響します。

この記事でご紹介したポイントを整理すると、次のようになります。

  • 初期投資だけで判断しない
  • ランニングコストを見据える
  • 修繕費まで含めて比較する
  • ライフサイクルコストで木材を選ぶ
  • 設計段階からメンテナンス性を考慮する
  • 高耐久・高寸法安定性のサウナ用木材を採用する

サウナ施設は「建てて終わり」ではありません。

10年後、20年後も利用者に快適な空間を提供し、安定した収益を生み続けるためには、設備・構造・木材を一体で考えた設計が成功の鍵となります。


お問い合わせ・資料請求(CTA)

サウナ施設の新築・改修・リニューアルをご検討中でしたら、木材選びからお気軽にご相談ください。

サーモひのきは、国産ヒノキを高温・水蒸気で熱処理したサウナ専用木材です。

薬剤を使用せず、寸法安定性・耐朽性・メンテナンス性の向上を図り、高級ホテルや温浴施設、宿泊施設、スポーツクラブ、公共施設など、幅広い施工実績があります。

設計段階から、

  • サンプル請求
  • CAD図面対応
  • 規格寸法のご提案
  • お見積り
  • 施工方法のご相談

までサポートいたします。

「サウナ施設を長期的に利益を生み出す空間にしたい」**とお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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